老後のお金、大丈夫?
人生と幸福とお金

老後を見すえた資金の計画をしよう

はじめに

インターネット上には「老後にいくらかかるか」、「老後の過ごし方」、「老後を迎える心得」、など様々な記事があふれています。「高齢化」も金融機関などには大きなビジネスチャンスの一つのようですが、少子化による年金の問題、団塊の世代がすでに60歳を過ぎて退職金や年金の支払いが滞るのではないか、消費税UPによる生活にかかる負担などなど、これからの老後には不安な材料がたくさんあります。


よくある「老後資金はいくら用意すればいいか」という記事の、「1億円は必要」などと言う答えは「とても無理」と読む気にすらなれません。昔は老後は年金で何とかなった時代もありましたが、今はとてもそうはいきません。年金がもらえる年齢も60歳が慣例で常識だったのが、今や65歳となりさらに70歳などという話も出て、少しづつ引き上げられようとしています。それにともない定年が65歳という企業が多くなっているようですが、現在の60歳は社会通念としても、心身ともにまだまだ現役を引退する年齢ではないでしょう。日本人の平均寿命はどんどん伸びて、厚生労働省発表の2014年の統計によると、男性約78歳 、女性約85歳だそうです。65歳定年としても、その後の20年前後を何とか過ごしていかなければならないのです。


とにかく誰にでも必ず老後は訪れます。老後をどう暮らすかは、経済の問題さえ解消されればいいわけではありません、専業主婦で生きてきて配偶者に先立たれ、子どもも自立して一人になった時に、どうしてよいかわからない、という人はいまだに多いようです。しかも最近は、結婚しない人も珍しくなく、いわゆる「おひとりさま」であるからこそ、老後をどう過ごすかは切実な問題になっているようです。定年まで何とか無難に勤め上げさえすれば、子供は同居して親の面倒を見るのが当たり前という概念や、退職金と年金で老後はなんとかなるなどということは、今ではもうすでに過去の話になっています。また銀行の定期預金の金利も期待薄です。あまりにも金利が低くて、利息など無きに等しいのが現状です。


老後は、第一線を引退して死ぬまでの短い間なのではありません。20年、30年の長さはもはや「余生」とは言えないでしょう。本当の意味での「第二の人生」です。家族のあり方も変わってきていますし、「老後は1人」はもはや当たり前のスタイルになっていくのでしょう。経済的にも健康的にもできる限り自立した老後を送るためには、早いうちから意識をしてできるだけの準備を始めなければならない時代になっているようです。